トキシンのイラストレーター的“沖縄”生活


西荻窪ラブで現在は沖縄県南城市暮らし。イラストレーター時川真一が、日々の出来事をつづります。妻のマーと2人で育児奮闘中。作品紹介はこちらにも http://tokikawa.exblog.jp 
by tokishin
カテゴリ
以前の記事
リンク
フォロー中のブログ
最新のコメント
富山さん、 すいま..
by tokishin at 06:47
やっとこさ90パーセント..
by tokishin at 08:22
体調も回復したようですね..
by 100kin at 18:28
ご無沙汰しております!!..
by tokishin at 13:05
saint-arrow-..
by tokishin at 16:04
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

カテゴリ:西荻ラブ画報( 20 )


20話 ピンクの象

a0016090_9214830.jpg 西荻窪にはピンクの象が棲んでいる。いや、ぶら下がっている。場所は南口を出てすぐの、仲通り商店街アーケード。
 だいぶ前からのようだ。
 20年以上前に、僕がたまたま何かの用事で西荻窪駅に降りたときにもいたように記憶している。何の用事だったかは思い出せないのだが、ピンクの象が頭の上に浮かんでいたことだけは、もの凄いインパクトな出来事として、はっきりと脳みそに刻み込まれている。
 それにしても、なぜ、ピンクの象なのだ!
 もしかしたら単に可愛いから作っちゃった〜というだけなのかもしれないが、一般的には、酒などで酩酊状態のときに見る幻覚のことを指す、結構あぶないキャラなのではなかったか。
 僕が知っているデータはほんの僅かだ。この象がいる商店街に店を構える「西荻餃子」さんに教えてもらったのだが、現在のものは2代目で、竹を骨組みとした張り子だということ。また、川崎の業者に特注し作ってもらったもので、地元民の手作りではないということ…。うーむ、そんな気合いの入ったスペシャルなものであったとは。
 もしかしたら、ネット上で検索すれば、生まれた秘密から何からすぐに詳しい事がわかるかもしれない。だけどなんとなく、機会があれば地元の人から聞き出したいという気持ちがあり、それはしていない。
 昨年、秋のお祭りのとき、子供たちが山車に載せこの象を引くのを見た。今年もきっと現れるだろう。そのとき、近くに老人がいれば尋ねてみようかな。うん、そんな風にこの象のこと、知ってみたい。
(この文章は8月末に書いたものです)
a0016090_941797.jpg

a0016090_945567.jpg
昨日、見てきました!
a0016090_954867.jpg
駅前にスタンバイのピンクの象。今年はきれいに花で飾り付けしてもらっています。
a0016090_965724.jpg
「ワッショイ! ワッショイ!」
こんなふうに楽しく練り歩きました。車が来るとストップして通り過ぎるのを待つのだけど、何も知らないドライバーはビックリしたでしょうね。

昨日は日曜日でしたが、仕事を残していて途中までしか見ていられませんでした。また、ピンクの象の歴史も尋ねそびれ…。来年はアーケードから下ろすところから、山車を降りる最後まで、見届けてやるぞー。

by tokishin | 2008-09-15 09:23 | 西荻ラブ画報 | Comments(3)

19話 西荻あんこ

 あんモノが好きだ。おはぎに、たい焼き、どら焼きにおしるこ、夏なら水ようかん。
 西荻窪で美味しいあんモノはと尋ねられたら、“おもちやさん”こと「越後 鶴屋」の開運大福が僕のイチオシだ。
 初めていただいたとき、あんの味がどんぴしゃに僕の舌にマッチした。小豆の風味がしっとりと伝わってくる抑えめで上品な甘さ。キリッとした塩加減。それが、えっ、と思うくらい詰まっている。一度手のひらに載せてみて下さい。ズシッとくる重さにびっくりされるはず。とはいえボリュームたっぷりでもほどよい甘さだから、食べた後に残るのはしつこさではなく、もちろん満足感。自然と出てくる言葉は「ほんと美味しいね〜」。
 スタンダードな豆大福のほか、ごま、あわ、よもぎ、苺入りとあって、あんは粒と漉しの両方ある。個人的好みで僕が求めるのは、粒あんの豆大福とあわが多いかな♪
 ところで、同じあんモノでも、別な次元で愛おしく感じているのが、昭和27年創業という西荻窪では老舗のパン屋さん「バロン藤乃木」のあんドーナツ。あんを包むのはフワッではなく、ホロッサクッとした食感のドーナツ生地。それがなんとも懐かしい香りと味で、昭和育ち・40男の僕の郷愁を呼び覚ます。
 小さめで2個入りというのもなんだか微笑ましいビジュアル。いつも妻とのおやつタイムに1個ずつしています。
a0016090_18192791.jpg


by tokishin | 2008-09-12 18:22 | 西荻ラブ画報 | Comments(5)

18話 大きな木

  しっかりとした構えの古い家が多い西荻窪。
 散歩をしてると、きれいに手入れされた庭を持つそれらの姿がよく目に入ってくる。そこには、おそらく家の歴史とともに育ち、大きくなってきたんだろうなぁと思われる木々が「もうここには長いの」と落ち着いたようすで伸び、枝を広げている。それは松だったり、枇杷だったり、金柑だったり。
 僕は子供の頃からずっと団地やアパート住まいだったせいか、とても憧れるんですね、こうした光景には。
 ときに、とても大きな木に出くわし、「うわ〜」としばらくの間、見惚れてしまうこともある。
 春はとくに見事なんだけど、庭から飛び出して道をまたぎ、向かい側の家まで届いてしまっているような桜の木や、地主さんらしき家の敷地で、天を突き抜けるような勢いで高く伸び、大きな影とともにユッサワサワサと風に葉を揺らしているケヤキなど。
 これらは「いい木だねぇ」とかいう次元を超えていて、なんていうか、敬いの念を持って見つめてしまう。そう、町の古老と接しているときのように。
 大事にしたい、されて欲しい存在だな〜と思う。


a0016090_16332524.jpg


by tokishin | 2008-09-08 16:34 | 西荻ラブ画報 | Comments(2)

17話 西荻餃子

 西荻名物って何だろうと考えたとき、まずはじめに思い浮かぶ。
 南口を出てすぐ目の前の仲通街。ピンクの象がぶら下がるアーケードを抜けるちょい手前右側に、そのお店はある。自家製餃子専門店「西荻餃子」。ふふふ、美味しいよ、ここのギョウザ。
 8個入りが350円。 焼かれたものも販売されているが、僕はたいてい生のものを求め、その時の気分で焼いたり蒸したりして味わいの違いを楽しんでいる。冬場は、野菜を出汁で煮立てたところに落とし、ギョウザ鍋みたくしていただくのも美味しい。ポン酢しょうゆなんか添えてね。
 餡にはたっぷりと野菜が入っており、キャベツのシャキッ、ジャキッとした食感がとにかく気持ちいい。豚肉はクリーミィーでなめらか。野菜と絡まって、旨味のペーストという感じの攻めで、舌を喜ばせてくれる。昨晩はゆでて水ギョウザにし、七味をふった酢じょうゆでハフホフッ、ツルルンと味わった。サッパリと旨かったなぁ。
 大きさといい、皮の厚さといい、僕好みのボリューム感。同じ南口側にある中華料理店「喬家棚(ジョカサァ)」の餃子と並んで、僕の西荻でのお気に入り餃子だ。

(先日の個展で発表したもので、この文を書いたのは先月末です)
a0016090_18385148.jpg


by tokishin | 2008-09-04 18:41 | 西荻ラブ画報 | Comments(0)

16話 梅田洋品店

 フェアトレードの美味しいココアや紅茶を買いに行くお店にいつも置かれている鮮やかな色の服が気になり、今日はいろいろ尋ねてみた。

「梅田洋品店」。ここはもともとアフリカンプリントの洋服や雑貨をメインに展開するブティック。店主の梅田さんはお針子さんでもあり、彼女の手作りのオリジナル作品は「アフリカワイイ」というブランド名で販売されている。

「これはアフリカの女性たちに愛用される“カンガ”という個性的で美しい絵柄がプリントされた一枚の布で作りました。プリントの模様を切りはなさずに、なにか生かせる道はないかと考え、バルーンスカートにしてみたんです」
 カンガには大きな特徴がある。それは格言であったり、他人や社会に対してのメッセージ、ときに愛の言葉などがプリントされていること。女性がなかなか言葉では主張できない環境があり、このカンガが代弁者となっているのだとか。
 僕はスカートははかないので、ハギレで作ったというマンゴープリントのブックカバーを買った。おお、アフリカワイイ(笑)!

 梅田さんは海外青年協力隊の活動で2年間をジンバブエで過ごした経験を持ち、現在も年に一度は仕入れ旅にアフリカを訪れているそうだ。小さな店内を見回すと、アフリカに寄せる思いがいっぱいなのがわかる。
 アフリカは遠い国というイメージがあったが、このお店を知ってから少し身近に感じるようになった。これからも買い物のたび、ちょっとずつお話を聞いてこよう。
  
a0016090_0404130.jpg


by tokishin | 2008-08-24 00:17 | 西荻ラブ画報 | Comments(6)

15話 西荻どうぶつ巡り

お昼ご飯を北口の「あしかホテル喫茶室」で食べ、そのあと、腹ごなしも兼ねて、南口は高架脇の古本屋さん「にわとり文庫」までテクテク散歩。続いて吉祥寺方向に少し歩き、パンとお菓子の「くま猫お八つ」で三時のおやつを購入…。

これは、先日僕が実際にたどった、西荻窪にあるお店のルート。
もちろん、ちょっと意識したけれど。
それにしても、たまたま集まってしまったのだろうか。不思議とこの街には動物の名前がついたお店が多い気がする。

この3店のほかにも、古本屋で「ねこの手書店」、パンやお菓子の販売、それにカフェでギャラリーで絵本屋さんでもある「三月の羊」、アートギャラリー雑貨店の「ニヒル牛」、居酒屋の「いさき」(魚の名前)、同じく飲み屋さんの「馬小(うまぐわ)」、肉屋の「とらや」(これはどこでもよくある名前かな)、あと最近知ったところでは、「喫茶マンモス」なんていうお店もある。喫茶店でマンモスなんて、これはものすごいインパクトなんだけど〜!

動物って、基本的に親しみやすい雰囲気があるから、店名にはいいのかもしれない。
あ、そういえば骨董のお店で「駱駝(らくだ)」というのもあったっけ。
もしかすると、探せばまだまだいろんな種類が潜んでいるのかも。
きりんとか、みみずくとか、いないかな。

※追記/先ほどランチに出かけた際、「ライオンハウス」というリフォーム店を発見!(8/2)
a0016090_026463.jpg


by tokishin | 2008-08-02 00:27 | 西荻ラブ画報 | Comments(0)

14話 魯山で見つけたもん

「魯山(ろざん)」という名の、器や骨董を扱うお店が、うちから歩いて5分のところにある。
どうやらその世界では有名なお店らしいが、値段も割と手頃だし、店主の方もとても話しやすく、僕のようなその世界には全然明るくない人間でも気楽に入れる素敵なお店だ。

このお店で僕が好きなところは、使い古された漏斗とか、老朽化して取れちゃったような水道の止水栓とか、失礼かもしれないけど、骨董というよりは楽しい「ガラクタ」も、器が整然と並ぶ中、ゴロリ、チョコンと置かれているようす。
でも、それぞれが皆、存在感あるんだなぁ。
今日は、その中で、古くてベッコベコ、使用感タップリのアルミ製弁当箱を買った。3つくらいあって、その中で一番いい感じにヘコんで、年をとっていたやつ。
「何を入れようかなぁ」と、ながめているだけでワクワクしてくる。

器は、若手作家さんのものがたくさんあって、それらからお気に入りの1枚を探すのが楽しい。ときどき展示会も催され、賑わっていたりする。
絵に描いた角皿は、初めて入ったときに見つけたものだ。
一片が16cm弱。漬けもんを盛り合わせたり、凛!と、アジのタタキなんかのせてみたいと思い、手に取ったんだっけ。

ときどき、ふとのぞいては、面白いものとの出会いを期待する、そんなお店です。

a0016090_19524329.jpg


by tokishin | 2008-07-11 19:59 | 西荻ラブ画報 | Comments(0)

13話 “それいゆ”でナポリタン

昭和育ちのせいだろうか。
ときどき、むしょ〜〜に食べたくなるものがある。それがスパゲティナポリタン。
ストレートな肉ではなく、ハムとかソーセージという加工品を具の主役にしたB級っぽさ、加熱されたタマネギからじわわんと出る甘み、ネットリとからむオレンジ色のケチャップの海で映えるピーマンの鮮やかな緑! ああ、どの場面もたまらない。

その旨さを味わうのに、ニシオギで僕が目指すのは、ここ「それいゆ」。
昭和40年にオープンしたという昔ながらの雰囲気を残した喫茶店であり、深く、正し〜く、王道スタイルのナポリタンが味わえる。

濃いピンク色のベーコンがたっぷりと入っている。添えられたパセリは枝というより1本の木。
いいねぇ、この豪快さ。
タバスコをピョッピョッピョッ、粉チーズをドパパとかけ、なんだか子供の頃、ウチにもあったよなぁってな感じのフォークでクルクルクル。
天井から鎖でぶら下がる明かりは、花の形をしたレトロチックで優雅なそれ。
ボーッと見つめつつ、ムハムハムハ。
濃い味を堪能し、紙ナプキンで口の回りを拭ったたあとは、水出しコーヒーがまたおいしい。
遅い朝ご飯だった日曜の午後3時あたりに小腹が減ったとき、こんな時間を過ごすのは最高だ。

おまけに書いておくと、ここのスコーンやケーキもお気に入り。
どれもよそのものに比べたら、ふたまわりはでかく、ついそそられちゃうビジュアル。誰かと一緒に入った時は、お互いガマンできずに「半分コしよーか!?」ともちかけたり、もちかけられたり。
a0016090_10133937.jpg


by tokishin | 2008-05-03 10:17 | 西荻ラブ画報 | Comments(5)

12話 ナモさんとこの大根

魚を買うときは、なるべく丸ごとのものを選んでくる。アジでもイナダでも、さばいたあとの骨やアラで、旨味タップリの出汁をとり、美味しい味噌汁を作るためだ。
同じように、野菜でも丸ごとにこだわっているものがある。それが大根。
「でも、最近は葉付きのものはなかなか見かけないでしょう」…そ、そうなんだよね〜(汗)。
ところがこの西荻窪には、強い見方がいるのだ。
その名は、ナモさんこと「長本兄弟商会」。
1970年代半ばに生まれた、日本の有機野菜販売では先駆け的存在の八百屋さんだ。

ここの大根は、たいてい葉っぱがワサワサだ。ときには根っこの部分よりもはるかにボリュームがあり爆発しているものに出くわすことも。その美しさ、立派な角を持ったヘラジカか、はたまた大きな鬣をたなびかせるオスライオンか(ほめすぎ)。

そんな葉つき大根を僕はいつもありがたく思い、魚における骨のように、葉も料理素材として大いに活用させてもらっている。
例えば、洗って刻んで塩揉みし、炊きたてごはんに混ぜる。少し蒸らせば、緑輝く栄養いっぱいの「菜飯」だ。
最近のヒット作は、塩鮭を焼いてほぐしたものといっしょに、フライパンでポロポロになるまで炒めたもの。これ、最高のふりかけで、おにぎりによし! お弁当にもよし!!
他にもチャーハンの具とか、ギョウザやハンバーグを作るときに混ぜたりと、あれこれ使っている。

某キャラメルのCMにありました。
「1粒で2度美味しい」
大根も本来は「1本で2度美味しい」。そういうもんなんだねぇ、ナモさん。
a0016090_2313386.jpg

仁(ジン)くんとは、僕が13年ほど前にナモさんの2階にあった飲食店『満月洞』でバイトしていたときからの付き合い。もうそんなになるのか〜。
a0016090_23155716.jpg

野菜以外に肉や魚、調味料、お茶、コーヒー、チーズなども販売している。
ここのハチミツやションプーもよく使ってます。

by tokishin | 2008-04-14 23:19 | 西荻ラブ画報 | Comments(3)

11話 こんな花も咲いてた

近所の桜が、いま満開だ。
花の重みで枝が垂れ、風が吹けばひらひらと薄いピンクの花びらが舞う。
毎年のことだけど、きれいなもんだねぇ。
でも、この時季、ちょっと視線をずらしてみると、桜以外にも美しい存在がいっぱいなことに気がつく。
西荻窪には広い庭を持った古い家が多いが、買い物や散歩途中にながめてみれば、そこにはいろんな種類の樹木が植えられており、色とりどりの花が咲いているのだ。

正直なところ、魚や虫とかに比べ、花の名前は知らない。というか、それほど興味がなかったので全然わからない。けれども絵に描いたようなきれいな花と毎日すれ違っていると、だんだんと気になってきてしまい、正体が知りたくなってきた。
ネットで調べてみると、「西荻窪における雰囲気のいい家」僕的ランキングでは上位に入る、サザエさんの磯野家にもなんとな〜く似た家の石段の隙間から生えていた薄紫色の花はショカツサイ。近くの公園向かいの家の庭で、淡い黄色の花びらをひろげていたのはヒカゲツツジなのだった。
へぇ〜。
わかるとうれしいし、覚えるとなんだか楽しいものだね。
こうなってくると、あそこの庭のあいつは、あの駐車場に生えてたあれは…と、さらに興味が湧いてくる。
う〜っ、これからはポケット図鑑片手に出かけるようにしないと!
a0016090_22143469.jpg


by tokishin | 2008-03-31 22:23 | 西荻ラブ画報 | Comments(2)